働かざるもの…「あれ?もう食べてるの!?」これぞラテン諸国の気質です

「稼いで稼いで使って使って」という都会的・近代的な世知辛い生活に振り回された生活をしていると、つい本気で「働かざるもの食うべからず」と信じ込んでしまいます。
働きたくても仕事のない人すら、なんだか怠けているような、無為に福祉財政を食いつぶしているような、暗黒な目で見る心に侵食されてしまいます。
■働かざる者食ってよし! ish
確かに、日本にいると「働かなきゃ!」と思わずにはいられない場面に何度も出くわします。かくいう私も、現在働いています。
ところが、ラテン諸国には「働きたくても仕事がないひと」が多々存在しました。でも、仕事がないからといって焦っている人は少なかった気がします。
とくに私の知人は、「働かざるもの食うべからず」という言葉とは真逆の考え方で毎日を生活していたのです。
朝5時に起床するも、午後1時から3時間の昼寝
私の知人(パナマ人)は、山間部に位置する小さな集落で畜産業を営んでいます。両親とともに暮らし、家族総出で牛や鶏の世話をして、生計を立てています。
畜産業といっても日本のような現代的畜舎でおこなうものではなく、簡素な囲いの中に牛を数十頭放牧する零細的な方法です。その為、力仕事が多いのです。
村の人は皆、朝が早い。
だから私の知人も早起きはする。
ところが一仕事終えると、食事をして寝る。
ぐうぐう寝て、夕方むくっと起きて、付近を散歩し、近所のおばさんたちの井戸端会議に顔を出し、適当な時間を過ごしたあと夕飯を食べて、寝る。
一日の活動時間は5〜6時間くらいでした。
この知人、ちゃんとパナマ国立大学法学部を卒業している優秀な人なんですけどね。
今日やれなければ、明日やるという精神
日本は、違いますね。
今日できない事は、明日もできない。
ですね。競争社会の象徴のように伺えます。
私の知人は、そんな堅苦しい事は考えていませんでした。
無理はしない。
でも、大きな夢を持ちながら、今日という日を気張らずに過ごす。
不可能を可能にする事を考えるより、今可能な事に対して最大限の工夫をしていく
そんなステキな姿勢が伺える生活スタイルでした。
日本の大人社会は、今も「運動会の徒競走で一番を目指したあの頃」を引きずっているような気がします。この世で一番である必要性がどこにあるのか、しっかり考えなければなりません。
自分が「人」として毎日を生活する事が重要
ネット上では、こんなことが注目されているんですね。
■若者はもう「泥のように」働かない 池田信夫blog
見た目はかっこいいが、実際には「10年は泥のように働け」という経営者にボロ雑巾のように使い捨てられるという実態が知られてきたのだろう。
確かに、ぼろぞうきんのように働かされてはねぇ…
■いつ解雇されてもいいように心がけておく7つのポイント ライフハッカー日本版
これに従った人で、クビになって1週間で2つの仕事のオファーをもらい、さらに、2週間でそのうちの1つの会社に決め、その会社の待遇が今までよりも良く、昇格も実現してしまった、という人もいるそうです。
泥のように働かないために、いつ解雇されても(いつ辞職しても)いいように心がけておくか…
息苦しい社会から解放されるために、息苦しい事を考えなければならない時代になってしまってますね。
働かざるもの食って良し!
本当の意味での「ゆとり」ってこの言葉に凝縮されているはずです。法律で休みをもっと制定する事が重要でなくて、各個人が「もっとゆとりのある考え方」を実行しなければならないのです。
ラテン諸国には、そもそもそんな法律なんてありません。
休日、祭日は必ず家族と過ごす習慣があるからです。そして、それが当たり前なんです。
現時点で仕事が有る無しに関わらず「家族」であり、一緒に過ごす事が大切なのです。だから、当然のように「働かざるもの食って良し!」なんです。
おばちゃんから、冗談で、
「今日はずーっと寝ていたのにおなかが空いたのかい?」と言われた事がありますが…。
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